- 2020.09.26
- SEO対策
SEOで上位表示を独占する検索意図の調べ方とコンテンツの作り方
検索意図(インテント)とは、ユーザーが「なぜ、このキーワードで検索をしたのか?」「何が知りたくてこのキーワードを選んだのか?」という、ユーザーの検索目的です。
検索エンジンは、ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツ(ホームページやブログ記事)を検索結果として返します。
ユーザーの検索意図(目的)を理解することで、検索上位を実現できるコンテンツを作成できるようになります。
見込み客の、検索意図を満たすコンテンツを量産することで、SEOで検索上位を独占し、圧倒的な集客を実現できるようになります。
そこで、この記事では、SEO対策で上位表示を実現する検索意図の調べ方についてまとめました。
「状況」→「欲求」→「目的」という、検索行動のメカニズムを明らかにして、ユーザの真の検索意図を正確に理解する、具体的な方法をお伝えします。
この記事でお伝えする、検索意図を調べる3つのステップを実践するだけで、ユーザーの検索意図が手に取るように分かるようになるので、是非、参考にしてもらえればと思います。
1. 検索行動のメカニズム
検索意図を理解するためには、「なぜ、そのキーワードで検索をしたのか?」という、検索行動のメカニズムを理解することが重要です。
人は「状況」→「欲求」→「目的」の3つのステップで検索行動を行います。
その中で、検索キーワードは「欲求」の段階であり、「検索キーワード(欲求)」から「状況」と「目的」を推測することで、ユーザーの検索意図を正確に理解できるようになります。
例えば、「北海道 11月 気温」というキーワードの場合、ユーザーは何が知りたくて検索をしたのでしょうか?
キーワード:「北海道 11月 気温」
状況:11月に北海道に行く
欲求:「気温が知りたい」
目的:「服装、持ち物が知りたい」
まず、「11月 北海道 気温」という検索キーワードから推測される欲求は、「11月の北海道の気温が知りたい」ということです。
それでは、このユーザーは、11月の北海道の気温を知って何がしたいのでしょうか?キーワードを深掘りしていくと下記のユーザー像が見えてきます。
つまり、この「北海道 11月 気温」と検索をした、「服装選び」の判断材料として、「北海道 11月 気温」と検索をしたと予測ができます。
これが「北海道 11月 気温」と検索をかけた、ユーザーの検索意図です。
実際に検索をしてみると、下記のような検索結果が返ってきます。
11月の北海道の気温だけではなく、服装や防寒対策まで言及されているコンテンツが上位表示しています。
検索エンジンは、ユーザーの真の検索意図を理解しています。
検索上位を目指すのであれば、「欲求」「目的」「状況」といった、ユーザーの真の検索意図まで汲み取ったコンテンツを、作成する必要があることを、前提条件として理解しておきましょう。
2. 検索意図を正確に予測する5つのステップ
それでは、具体的にユーザーの検索意図を予測して、記事に還元するにはどうすれば良いのか?具体的には、下記の3つの手順でユーザーの検索意図を調べます。
- キーワードの検索意図を調べる
- ユーザーの検索シチュエーションを調べる
- 検索ユーザーを一人の人物像まで絞り込む
それぞれ、具体的に見ていきましょう。
2-1. キーワードから推測される検索意図を調べる
まず、検索キーワードから連想される欲求(検索ニーズ)を調べます。ユーザーの検索ニーズは「顕在的な検索意図」と「潜在的な検索意図」の2つに分類されます。
先ほどの、「北海道 11月 気温」のキーワードの場合、キーワードの検索意図は、「気温を知って(顕在的)」「持ち物を決めいたい(潜在的)」というものになります。
ここではまず、キーワードから予測される、顕在的な検索意図を、箇条書きで書き出します。
・北海道の11月の気温が知りたい
2-2. ユーザーの検索シチュエーションを調べる
キーワードの検索意図を理解したら、次に検索状況(シチュエーション)について調べます。
「なぜ、このキーワードを入力したのか?」「他の、キーワードではない理由」など、より具体的に、ユーザーの検索意図について理解を深めます。
検索シチュエーションを調べる方法として「なぜ、なぜ分析」が有効です。
例えば、「北海道 11月 気温」というキーワードの場合、下記のように「なぜ、なぜ分析」で検索ユーザーの「状況」を深掘ります。
「北海道 11月 気温」と検索した→「なぜ?」→「北海道の11月の気温が知りたいから」→「なぜ?」→「なぜ?」「ジャケットは必要なのか知りたい」→「なぜ?」→「仕事で札幌に出張する」
11月、仕事で札幌に出張に行く。11月の北海道は寒いのだろか?ジャケットを持って行った方が良いのだろうか?そこで、スマホで、「北海道 11月 気温」と検索をした。
このように「なぜ、なぜ分析」でユーザーの検索シチュエーションを予測することで、「潜在的な検索意図」が分かるようになります。
2-3. ペルソナを作成して1人の人物像に絞り込む
検索シチュエーションを調べたら、検索ユーザーを一人の人物像に絞り込みます。
キーワードは同じ、悩み、状況を持っている人間の集合体であり、一人の人物に向けて記事を書くことで、ユーザーにダイレクトに響く記事になるからです。
具体的なペルソナの作成方法は下記のように作成します。
この記事を作成する際に、私が書いたペルソナシートです。まず、ユーザーの性別、年齢、地域、職業などの簡単なプロフィールを作成します。
そして、キーワードを検索してこの記事にたどり着くまでの経緯(シチュエーション)まで考察することで、さらに一歩踏み込んだユーザーの検索意図を理解できるようになります。
3. 検索意図を100%満たすコンテンツの作り方
ユーザーの検索意図を理解しても、適切に記事(コンテンツ)に還元できなければ、意味がありません。
そこで、ここからは先ほどリサーチをした検索意図を、適切に記事に還元する方法について見ていきましょう。
3-1. 検索意図を達成するゴールを明確にする
まず、記事(コンテンツ)のゴールを明確にすることが重要です。
記事のゴールとは、この記事を読んだ後では、「検索ユーザーは何を理解して、何を解決したのか?」ということです。
つまり、ユーザーの行動にどのように影響を与えたのかというゴールを明確することです。
先ほどの、「北海道 11月 気温」の場合、「気温を理解して着ていくべき服装がわかること」などがあげられます。
このように検索意図を達成するゴールを明確にすることで、記事のブレがなくなり、検索意図に沿った、一貫性のある記事が書けるようになります。
3-2. ゴールから逆算してコンテンツをまとめる
先ほど、挙げた検索意図のゴールから逆算してコンテンツ(内容)をまとめていきます。
ペルソナで作成した人物像をイメージしながら、「顕在ニーズ」から「潜在ニーズ」向かって、プレゼンで説明するようにコンテンツを並べていくと分かりやすい記事になります。
例えば、「北海道 11月 気温」というキーワードの場合、下記のようなコンテンツの構成になります。
2. 北海道の11月の服装
11月の北海道の平均気温は11.6℃、最低気温は3℃です。東京の真冬と同じなので、出張や旅行で訪れる際は、しっかりと防寒対策をしましょう。
このように、検索意図のゴールから逆算して、ユーザーにとって必要な情報を「漏れなく」、「重複なく」まとめることで、検索上位を実現できる記事を書けるようになります。
まとめ
いかがでしたか?検索意図の調べ方について、ご理解いただけましたか?
SEO対策ではコンテンツの質が重要視されていますが、このコンテンツの質を決定づけるのが検索意図のリサーチです。
しかし、この検索意図のリサーチはほとんどの人がやりません。
ユーザーの検索意図を適切に予測することで、検索上位を実現する記事を量産できるようになるので、ぜひ、実践して頂ければと思います。